PHPファイルの作成
PHPファイルを作るには
- 拡張子を.phpに
PHPファイルの作成
PHPを始めると言っても最初に何をすればいいのか分からないと思いますが、まず最初はPHPファイルを作りましょう(笑)。PHPプログラムを動作させる為にはファイルの拡張子が「.php」になっている必要があります。これは「.txt」形式のテキストファイルや「.html」形式のHTMLファイルを作るのと同じですね。
お手持ちのテキストエディタなどでファイルを作成し、てきとうな名前をつけて拡張子を「.php」などに変更すればPHPファイルの出来上がりです。ファイル名が思いつかなかったら「test.php」とでもしておきましょう。HTMLを記述する時にファイルの拡張子が「.html」や「.htm」などだとブラウザにHTML文書として認識させる事が可能になるHTML文章の出来上がり、でしたがPHPの拡張子を変更するのはサーバにPHPで書かれた文書だと認識させるためです。
PHPファイルを作成する際に注意するのは、拡張子が本当に「.php」になってるかどーかくらいです。PCの設定によっては拡張子を表示しない設定になっているものもあります。この場合、ファイルを作成して「.php」にしたつもりでも実際のファイル名は「○○(ファイル名).php.text」や「○○(ファイル名).php.html」などになっている事があります。実際の拡張子が「.php」なのではなく、「○○.php」という名前のファイルが作られているのです。
これを回避するのにはまず、PCを拡張子の表示する設定に変更しましょう。以下Windowsでの設定方法です。
- てきとうなフォルダを空けたら・・・
- 上部のメニューから「表示」→「フォルダオプション」の順にクリック。
- 「表示」タブをクリックすると、「詳細設定」の項目がありますのでクリック。
- 「登録されている拡張子は表示しない」というチェックボックスのチェックを外す。
- 「OK」をクリック。
これでパソコン内のファイルすべての拡張子が表示されたと思います。実際の拡張子が「.php」になっていなかった場合には変更して下さい。拡張子を変更しようとすると「拡張子を変更するとこのファイルが使えなくなる可能性があります」とかなんとか警告してきますが無視して「はい」をクリックしても大丈夫です。
ところでエディタによっては拡張子を自動でつけたりすると思います。メモ帳なら勝手に.txtですし、HTMLエディタなら勝手に.htmか勝手に.htmlでしょう。この拡張子によってPC君はそのファイルがどんな種類のファイルでどのアプリケーションで開くのがいいか判断しているわけです。だから.xlsなんて形式のファイルは勝手にExcelが開いたりするわけです。エディタソフトによっては「.php」という拡張子を受け入れず、勝手に「○○.php.txt」などにしてしまいます(メモ帳などがそう)。
エディタが勝手につける拡張子を変更するには、エディタの設定を変更するのが一番良いのですが、その設定方法は各エディタによって違いますので各自の環境で調べて下さい。Windows付属のメモ帳などにはそんな変更ができる設定すらありません(笑) そんな時の便利な方法として保存時のファイル名を"○○.php"などと「"」(ダブルクォーテーション)で囲む方法があります。この方法なら拡張子の追加が出来ないようなエディタソフトでも「.php」のPHPファイルが作成できます。
拡張子の種類
PHPで用意されている拡張子は「.php」だけじゃありません。
- .php
- .php3
- .phtml
- .phps
というような形式があります。一般的なのは「.php」なのでこれを使用するのが推奨されます。説明だけしておくと「.php3」は名前の通りPHPのバージョンがPHP3だった頃の拡張子、「.phtml」は昔の方式・・・らしいです。まぁ使うことはないと思いますので無理して覚えなくていいです。
最後にPHPの便利な拡張子が「.phps」です。これはPHPソースを色分けしてブラウザに表示してくれるものです。色分けの基準はサーバの設定に依存します。ソースを表示するための拡張子でスクリプトを動かす事は出来ません。但し、PHPが使用可能なサーバでもこの拡張子が使えるかどうかはサーバの設定に依存します。通常の設定だとなかなかきれいに色分けされて見やすいのでぜひ試してみて下さい。
プログラムの作成
作成したPHPファイルに実際のPHPプログラムを記述していくわけですが、これは普通のテキストエディタで構いません。Windowsに付属のメモ帳などでも十分に作成できます。
但し、メモ帳などエディタは「SHIFT-JIS」という形式の文字コードしか読み書きできません。この文字コードっていうやつがやっかいでいろいろな形式があります。代表的なのは「EUC_JP」とか「UTF-8」とかですね。話がそれてしまいますので文字コードに関しては別の機会に詳しく触れさせて頂くとして、PHPスクリプトを作成する際に前述のEUCだとかUTFだとかを使用した方が便利な場合が多々あります。できればいろいろな文字コードを読み書きできる高機能なエディタを入手しておいた方がいいと思います。高機能と言っても無料で入手できる優れたエディタが出回っていますのでぜひ探してみて下さい。エディタソフト紹介のページもそのうち(笑)作ります。
さて実際のPHPプログラムの作成ですが、まず覚えたおきたい事としてPHPはHTML文書に混在して書くことが出来ます。どういう事か分かりにくいと思うのでまず次のサンプルをご覧下さい。
<html> <head> <title>PHPテスト―そふぃのphp入門</title> </head> <body> <p>PHPファイルです。</p> </body> </html>
まったく普通のHTML文書ですねw。ここで注目して欲しいのはファイルの種類(拡張子)です。ファイル名を「sample1.php」としています。このファイルは普通のHTML文章ですので「sample1.html」でもいいのですが、PHPファイル中には普通にHTMLを書ける事が言いたくて出してみました。「sample1.php」のままサーバにUPすると普通のHTML文書と同様に表示されます。
このようにPHPファイルにはHTMLを書くことができる―つまりPHPファイルにはHTMLとPHPを両方書くことができる―というのがPHPの大きな特徴の一つでもあります。
次からはPHPファイルにスクリプトを記述していくための文法を解説していきます。今回はスクリプトの「す」の字も出ないまま失礼いたしました。