stripslashes
解説 | バックスラッシュでクォートされた文字列を元に戻す |
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書式 | string stripslashes( string string ) |
string stripslashes( string 文字列 ) |
|
引数 |
string
文字列
|
返値 | バックスラッシュを取り除いた文字列 |
stripslashes()は
\
(バックスラッシュ)でクォートされた文字列から、クォート部分を取り除いて返します。\"
は"
に、\'
は'
に、\\
は\
へと変換されます。指定した文字列中のクォート部分を取り除いた文字列。
string
文字列変換対象の文字列を指定します。
magic_quotes_gpcという設定値がONの場合に良く使われる関数です。magic_quotes_gpcはGET/POST/Cookieから送信されたデータを自動的にクォートしますので、このクォートが必用ない時に、クォートを削除する目的で使用される事が多いです。
※
magic_quotes_sybase
という設定値がONの場合には、\
(バックスラッシュ)は取り除かれず、''
が'
となります。これはmagic_quotes_sybase
がONだと、エスケープは'
(シングルクォート)のみに行われ、エスケープ文字も\
ではなく'
になるからです。stripslashes()関数は、addslashes()関数でクォートされた文字列のクォートを取り除きます。手動でクォートした場合でもaddslashes()関数の規則に従ってクォートを取り除きます。
参考関数
- addcslashes() ---- C言語と同様に文字列をバックスラッシュでクォートする
- addslashes() ---- 文字列をバックスラッシュでクォートする
- stripcslashes() ---- C言語と同様にバックスラッシュでクォートされた文字列を元に戻す
- get_magic_quotes_gpc() ---- magic quotes gpcの設定値を取得する
サンプルスクリプト
簡単な利用例
- $str = "It\'s mine.";
- echo stripslashes( $str );
出力結果
It's mine.
magic_quotes_gpc値がONならクォートを取り除く
- if ( get_magic_quotes_gpc() ) {
- echo stripslashes( $foo );
- }
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