Apacheの設定
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Apacheの設定

Apacheの設定

ここからがWindowsユーザには馴染みのないトコなのですが、Apacheには設定画面というものが存在しません。そんなら設定はどーすんじゃいというとすべて設定ファイルでします。クリックして設定する代わりに決められたファイルを開けてそれに書きこむわけです。

設定ファイルをメモ帳などで開くと英語で設定がずら~~っと並んでます。ここに規定の単語なり値なりを書き込んだりいらない設定をコメントアウト(ま、削除だわね)したりと、基本的にはこのファイルに書き書きする事ですべて行います。

んでもってApacheの設定ファイルはどこにあるかというと・・・Apacheを入れたフォルダ→「Apache Group」→「Apache」→「conf」の中に「httpd.conf」がありますが、そいつです。そいつがApacheの設定を担ってます。

パスで書くと、「C:\Program Files\Apache Group\Apache\conf\httpd.conf」ですね(インストール先フォルダをデフォルトでインストールした場合)

このファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いて編集します。編集時の注意事項がありますので覚えておいて下さい。

  • 大文字・小文字を区別する
  • 日本語は使えない
  • 設定を変更したらApacheを再起動させなくては設定が有効にならない

設定ファイルの編集

PHPの拡張

まず本来の目的であるPHPを拡張します。「LoadModule」という項目が並んでいる行がありますのでその末尾に次の1行を書き加えます。パスの部分はPHPのフォルダの中にphpapache.dllという拡張ファイルがあるはずなのでそこまでのパスを記述します。これはPHP4用の記述ですのでPHP5の方は4のトコを5に置きかえて下さい。

LoadModule php4_module c:/php/sapi/php4apache.dll

「AddModule」が並んでいる部分の末尾に次の1行を書き加えます。

AddModule mod_php4.c

拡張子の関連付け

これでPHPがモジュールとして組み込まれたはずですが、phpファイルを認識させる為に拡張子を関連付けなければなりません。「AddType」が並んでいるところに次の2項目を書き加えて下さい。

AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps

拡張子まで関連付けたところで、これで完全にPHP+Apacheで動くはずです。設定を有効にするにはApacheを再起動させて下さい。他にも設定しておくと便利な項目がありますので紹介します。

ディレクトリインデックスの設定

これはファイル名を入力しないでURLを指定した時にApacheが探しに行くファイルです。デフォルトでは

<IfModule mod_dir.c>
DirectoryIndex index.html
</IfModule>

とありますので、DirectoryIndex index.htmlの後にindex.phpを追加します。これでApacheはファイル名なしのURLの場合「index.html」、「index.php」の順で検索するようになります。記述は以下のようになります。

DirectoryIndex index.html index.php

ドキュメントルートの設定

これはApacheがホームページとして扱うフォルダを設定します。http://localhost/でアクセスした時にApacheはこのドキュメントルート以下のフォルダを参照します。デフォルトでの設定は
DocumentRoot "C:/Program Files/Apache Group/Apache/htdocs"
になっていると思いますのでこれを各自の作業環境に合わせて変更して下さい。

例えばこれを

DocumentRoot "C:/My Documents/"

とした場合、マイドキュメント以下がすべて公開用のディレクトリ(フォルダの事)になり、http://localhost/でアクセスした時にApacheが表示するファイルはC:/My Documents/index.htmlもしくはC:/My Documents/index.phpになります。(上記ディレクトリインデックスの設定の場合)

これでApache上でPHPが動くようになったはずです。次からは少し寄り道をしてWindows系サーバの立て方の話になりますので、興味のない方はに進んでPHPの動作確認をして下さい。おつかれさまでした。