PWSでPHP
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PWSでPHP

PWSとは

PWSはPersonal Web Serverの略です。Windows95/98/NT4.0WorkStationに標準装備されているサーバでWindows95/98/NT WorkStation4.0ユーザなら誰でもインストールできます。WindowsNT Server、Windows2000ファミリやWindowsXP Professionalなどの方はIISというサーバが標準装備されています。ここではWindows95/98/NT系ユーザ対象にPWSの方を解説します。NT Serverの方のサーバはIISですが、解説の都合上ここで一緒くたに扱いますww。Windows2000系/XP Professionalの方は次のIISでPHPをご覧下さい。

WindowsME、WindowsXP Home Editionにはどーやらサーバは装備されていないようです(PWSもIISも)。Windows MEでPWSが動いたとか何とかいう話も聞いた事はありますが、インストールが結構大変なようです(なんかいろんなエラーが出るらしい)。詳しいことは分かりませんのでWindowsME、WindowsXP Home Editionユーザの方は申し訳ありませんが個々に調べていただくか・・・・諦めてApacheあたりを入れて頂きたい思いますm(__)m

さて、PWSですが95/98では標準装備とはいえ通常のOSセットアップではインストールされません。サーバ機能が必要になった時に別途インストールします。NT系では最初からインストールされているかもしれませんが、ここではNT系の方に古いバージョンのPWS(もしくはIIS)が入っていても最新バージョンであるPWS4.0(NT Serverの人はIIS4.0)にアップグレードする前提で話を進めます。なんでかというと、古いやつだといろいろややこしいからです(笑)。現にPHPの設定もPWS4.0(IIS4.0)以降と以前とでははずいぶん手間が違います。

Window95の方はさっさと次に行ってもらってかまいませんが、NT系の方はちょいと要注意!!まず、管理者権限でログインする必要があります。次にNT4.0 Service Pack 3以降までアップグレードしておく必要があります。Micorosoft Windows NT UpdateページからService Packが無料でダウンロードできますので先にインストールしておいて下さい。これが済むとNT Workstationの方はPWS3.0(NT Serverの方はIIS3.0)になっているはずですので次に進んでPWS4.0(NT Serverの方はIIS4.0)をインストールしてください。

PWSのインストール(Windows95/NT)

Windows95/NT系の方はMicrosoft Windows NT 4.0 Option Packのページで「Windows NT 4.0 Option Pack」ってのを入手してインストールします。CD-ROMの送付サービスってのもありますが送料に\1,050-かかるらしいので(笑)ダウンロードしてしまいましょう。ダウンロードは無料です。ページの指示に従ってダウンロードしていくのですが・・・・う~~ん、このページ、英語なんだよねぇ・・・・。Japanese Language Versionってとこ押しても・・・・説明は英語なんだよねぇ。。。ま、がんばってください(笑)

やり方簡単に説明すると、まずダウンロードページへ行きます。そこにSelect your language from the drop-down list below, and click Next. って記述とプルダウンメニューがあるのでプルダウンからJapanese Language Versionを選んでNextをクリックします。

すると必要なファイルがだ~~~~っとリスト表示されてますのでこれを全部!!同じフォルダに入れてください。

すべて落とし終わったらその中にinstall.exeがあるはずですのでそれを実行するとインストールが始まります。あとは画面の指示に従っていくだけだと思いますのでがんばって下さい。m(__)m

ちなみにこれでインストールされるのはWindows95/NT Workstation4.0の方はPWS4.0ですが、WindowsNT Serverの方はIIS4.0になります。

PWSのインストール(Windows98)

Windows98では最初からPWS4.0がインストールされます。Windows98のCD-ROMからインストールするか、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から行います。コントロールパネルからやった場合でもWindows CD-ROMは要求されるかもしれませんのでその時は指示に従ってください。

コントロールパネルからインストールする場合は「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」を選びます。プロパティの中で、「Windowsファイル」タブを選び、「インターネットツール」の「詳細」ボタンをクリック。「Personal Web Server」を選択し「OK」をクリックするとインストールが開始されます。

Windows98のCR-ROMから直接インストールする場合は、CD-ROM内の「\add-ones\pws\setup.exe」を実行して下さい。

PWSインストール画面1以下の画面が出てきますので「次へ」をクリック。

PWSインストール画面2ここはまぁふつーに「標準」を選んで次へ

PWSインストール画面3ドキュメントルートの設定をします。デフォルトで"C:\Inetpub\wwwroot"がドキュメントルートになります。そのままの設定でよければ何もいじらずに「次へ」をクリック。他のフォルダに設定したい人は「参照」ボタンでフォルダを設定します。

そのままの設定でも問題ないと思いますし、後々分かりやすいのでよく分からない人はそのままの設定でいいです。

PWSインストール画面4しばし待つと・・・・

PWSインストール画面5インストールが完了しますので「完了」を押して下さい。この時、再起動を求められたら指示に従ってください。

PWSの起動と停止

Windows98には「パーソナルWebマネージャ」というPWSを管理するツールがついてきますので、ここではWindows98の場合の起動と停止方法を紹介しています。この「パーソナルWebマネージャ」がついてくれば他のOSでも似たよーな操作だと思います。これがなければコントロールパネルの管理ツール内にある「インターネットサービスマネージャ」から起動できると思います。

PWSをインストールして再起動すると、デスクトップにこんなアイコンが表示されてると思います。ちなみにタスクトレイにもPWSのアイコンが出てると思います。

PWS発行アイコン←PWSの発行アイコン(Windows98の場合)

これをダブルクリックすると「パーソナルWebマネージャ」がという画面が出てきますので、そこの「メイン」を見ると、Web発行の現在の状態がオン・オフで見れます。

パーソナルWebマネージャ・メイン画面

Web発行がオフの場合、「開始」ボタンを押すとPWSが起動します。Web発行がオンの場合にはさっきの「開始」ボタンが「停止」ボタンに変わりますのでPWSを停止したい場合はそれを押して停止して下さい。

ブラウザで起動確認

PWSが起動している状態でブラウザを立ち上げて・・・・

http://localhost/

にアクセスしてください。これで規定の画面が出ていればPWSはちゃんとインストールされています。下の画面はWindows98にPWS4.0をインストールした場合の画面です。

PWSデフォルト画面

ちなみに、アドレスはlocalhost以外にも

http://サーバマシン名/

でもアクセスできます。このアクセス方法ではサーバをインストールしたマシン以外からもアクセスできます。家庭内LANを組んでいる方などはお試しください。サーバマシン名はワークグループ内のコンピュータ名になっていると思います。

PWSの設定

PWSでPHPを使えるようにするには、設定をしなくてはならないのですが・・・・まぁふつーにレジストリをいじりますww。レジストリはちょっとでもエラーが出るとシステムが不安定になったりするので、必ずいじる前にレジストリのバックアップを取っておいて下さい。レジストリの破損などでシステムが不安定になった場合でもそふぃは一切責任を負いません。

レジストリの修正は必ず自己責任で行ってください。

と、脅かしたところで・・・・・説明しようと思ったのですが、いろいろややこしいので自分でがんばってもらいます(笑)

PHPマニュアル―インストール・IIS/PWSサーバ

をご覧になって各自の環境を整えてくださいww。ちなみに上記のようにちゃんとPWS4.0にアップグレードした場合、ここで参照するのは「WindowsとPWS 4以降」の部分です。ただし、NT Serverの方は「Windows NT/2000/XP と IIS 4 以降」をご覧になって下さい。

PHPのCGIバイナリを使用したか、ISAPIモジュールを使用したか分からない方へ

インストーラ付きのPHPを入れた方はCGIバイナリ、自分でフォルダを解凍してフォルダをどこかに配置した方はISAPIモジュールです。CGIバイナリはインストーラ付きなので楽ですがPHPの利点が大幅に削られる為、できればISAPIモジュールの方がいいでしょう。ただし、CGI版のPHPしか許可してないサーバもあるみたいなので各自の環境に合わせてインストールする事をおすすめします。